マイコーヒーストーリー〜コーノ式に出会い、揃ったピース 追い求めるは自分の味とラブ&ピース〜

家では月兎のスリムポットを使いハンドドリップで、仕事場にはカフェプレスを持って行き、挽き立てを淹れる小満足な日々。

しかしまだまだ缶コーヒーの比率は高く、自家製コーヒーに対する満足度も低い。

そんな中、ネットや本でコーヒーについて本格的に調べ始めると頻繁に目にするある器具が。

そうです。これです。

KONO名門ドリッパー4人用 MD-41【ギフトラッピング不可】

見た目も無駄がなく格好良いし、プロも使用するという道具としての完成度の高さと実用性。

コーヒーの道に踏み出してしまった、三十路男のナイーブな心を揺さ振ります。


そしてある日前から気になっていた豊中のチポグラフィアにコーヒーを飲みに行きました。

その時は暑かったのと歩きつかれたのとで、水出しのアイスコーヒーを飲んだんですが、入り口の所にコーノ式ドリッパーが売ってたのは確認済み。

豆も買おうと思ってたので、どの豆にしようか考えててもドリッパーが僕をトリップさせる。

見つけてしまった時からもう決まってたんです。

ええ買いました。買いましたとも。


アイスコーヒーのセットと豆を200gとドリッパーのセットで約6000円。

コーヒー屋さんにあるまじき客単。

何も考えてなかったので、財布の中身は電車賃を除くと100円程度。

ぎりぎりの勝負でした。


家に帰り、早速淹れるとこれが美味い。

良い豆に、ミルに、ポットに、コーノ式ドリッパー。

美味しいコーヒーの方程式はほぼ完成。

後は淹れる人間の腕のみ。

腕のみと言ってもそこが一番重要で難しい。

しかし道具が揃うと加速度的にはまり出し、ゴリゴリポタポタと入れ続ける毎日。


安定しない味に迷い、あ〜でも、こ〜でも、そ〜でもないと試行錯誤している内、ふとした瞬間に新たな発見が

たまに出るヒットに喜びを感じ、自分の味を探し求める。

苦く酸っぱく芳しく。

ほっこりと楽しい日々はこれからも続いていく。