マイコーヒーストーリー〜不覚にも思う。深く煎り、細く挽き、苦くて濃いのがコーヒー〜
眠りを覚ましたミルはそれから縦横無尽の大活躍。
仕事場に持って行き、休憩時間やちょっと一服時にも、皆にコーヒーを振る舞うようになってたので、挽きに挽きまくるフル稼働の毎日。
その内、仕事場用にエスプレッソも淹れられるコーヒーメーカーを買ってもらい、説明書を読みながらエスプレッソや、カプチーノばっかり淹れてたな〜。
それはそれで美味しいのは美味しいんですが、もっと美味しい豆はないかと近所のコーヒー屋さんに別れを告げ、ネットで豆を探し始めたコーヒー道萌え期。
一番良く買ってたのは土居コーヒーでした。
焙煎度合いを選べるので、極深煎りのイタリアンローストにしてもらい、エスプレッソやカプチーノにして飲んでたんですが、今思うともったいない様な気もします。
とにかく苦くて濃いのがコーヒーだと思ってたので、お奨めの焙煎などは無視、深く深くとにかく深く煎ってもらってたんですこの時は。
色んな味があるのにね。
そういえば豆代もそこそこいくようになると、皆が気を使ってくれて、一杯につき100円前後のお金を払ってくれるようになったんです。
ペットボトルで募金箱みたいなんを作ってね。
コーヒーを淹れて、その対価を頂く。
極々小さい規模ながら、れっきとした商売をしてました。
楽しかったな〜。
しんどかったのは手動で豆を極細挽きに挽くのは中々の労力がかかること。
1日軽く見積もっても10杯分は淹れてた訳ですよこれ。
ミルの手応えも「ほんまに挽けてんの?」程度のわずかなものなんで、時折豆の匂いを嗅ぎ、折れそうになる心を奮い立たせ、ゴリゴリゴリゴリやってました。
しかし段々と仕事も忙しくなり、豆を挽いてる時間が無くなり、また缶コーヒーへと逆戻りするようになってきたんですね〜これが。
また続く。